樹木希林さん
2018年 10月 06日
2017年6月からの1年間、希林さんは4本の映画に出演している。
「モリのいる場所」「万引き家族」「日日是好日」そしてもう1本はドイツ映画。
自宅から撮影現場まで、自分で車を運転して向かう。
それも大きなトヨタのオリジン、時にクラウンやベンツ、どれも高級車だ。
そして自分でギャラの打ち合わせ。
仕事にはゆるりと臨むが、妥協はしない。
しかもこんなに自然に演技できる人はそういないと思う。
破天荒な人生を自分に正直に生き抜いた人。
淡々と生きているけれど、決してブレない人だった。
「モリのいる場所」
もうとっくに上映終了した映画だが、希林さんを偲んで再上映している所があり、私もやっと見る事が叶いました。
画家のモリこと、熊谷守一さんと妻秀子さんの、虫や木々に囲まれた古い家で過ごす、夏の日々。
自分の庭に、毎日冒険に出かけるモリ
それを文句を言いながらも、優しく見守る秀子さん
夫婦で一緒に年とっていくのも、悪くないなって思いました。
ストレスのない、生命力あふれた庭
豊かな生活とは、実はこういう物なのだって教えてくれる、ユーモアを交えた素晴らしい映画でした。
2015年の河瀨直美監督の「あん」も上映されていました。
P.S. 映画を見て、虫嫌いな私でも、虫が可愛く見えたり、暮らしの中で生き物を最近飼っていないので、手が治ったら、ベタを絶対飼おうと思いました。
今日もお立ち寄りくださり、ありがとうございました。