母の思い
2015年 12月 21日
それを見た孫チャマが「うろこ雲の次の日は雨降るんやで~」って言ってました。
パパに教えてもらったそうです。
その通り、今朝はしとしとと降る寒い朝になりました。
一昨日、映画「母と暮らせば」を見てきました。
井上ひさし原作の「父と暮らせば」は広島原爆後を舞台にした、11年前の映画です。
宮沢りえさんが心の動きを広島弁で語るシーンが印象的でした。
「母と暮らせば」はその長崎版として、井上ひさしの構想を、山田洋二監督が引き継いだ返歌であると、監督が話されているのを聞きました。
亡霊になった息子と母との会話から、非道な原爆の事実、息子を失った母の悲しみが痛いほど伝わります。
「父と暮らせば」「母と暮らせば」
二つの映画に共通するセリフに気づきました。
「生きているのが申し訳なくて・・・」
血を吐くように出た、そんな言葉。
かの有名な「岸壁の母」の息子さんの信二さんも、生きているのが申し訳ない、そんな思いを感じたから、母が待つ日本に帰れなかったんですね。
少し前に、「岸壁の母」の語りを聞く機会がありました。
先日の仕事のイベントの時に、ケーナの演奏と一緒にお聞きしました。
語りべは「岸壁の母」のモデルとなった、「端野いせ」さんの生涯を語ることをライフワークにされている渡辺さんの語りです。
端野いせさんは、第二次世界大戦に志願していった息子の信二さんの、紙切れ一枚での訃報を信じられず、舞鶴の港で引揚船を待ち続けます。
息子さんの生存を信じて、来る日も来る日も・・・
その月日は、なんと6年間。
願いが叶わぬまま、いせさんは81歳で亡くなられました。
その死から19年後、息子さんの信二さんが中国で生きておられたことが確認されます。
皮肉な現実に涙が止まりませんでした。
「母と暮らせば」そして「岸壁の母」
胸を打たずにはいられません。
今年は戦後70年です。
70年たっても、母が子を思う気持ちは、何一つ変わってないと思います。
この先、子供を、孫を、ひ孫を、戦争に送り出すような事は決してあってはならないことですね。
久しぶりに泣きました。
大人になって涙するのは、いい意味での心の棚卸です。
今日も訪問していただきありがとうございます。
By ユミでした
いい映画。観に行かれましたね。
父と暮らせばの宮沢りえさんが語りなんですね。
つながってますね。
いつになっても親が子を思う気持ちは変わらないですよね。どん時代であっても。
今年は特に考えましたね。絶対、いけないこと。
体験者が高齢化するなか、私たちの年代が引き継ぎ伝えるということを考えました。知らない事がまだまだいっぱいです。
母と暮らせば。何かの形で観たいと思います。
こんにちは~
すぐにコメントいただけて、びっくりぽんでした!(笑)
宮沢りえさんが語りではないんです。
「父と暮らせば」のあと、井上ひさしさんが長崎版を考えていたのに実現せず、今回山田洋二監督が引き継いだらしいです。
両方とも亡霊となって、娘や母と暮らす設定のファンタジーなんですが、ファンタジーには辛すぎる、原爆と言う現実を考えさせられる映画です。
私の父も戦争経験者で、シベリア抑留されていました。
もっと生きている間に戦争の事ちゃんと聞いておけばよかったな~って思います。
私も、この映画が観たいです。
でも、辛くて 号泣しちゃいそうです。
私の亡き両親も戦争経験者で、
母は、当時のいつ死ぬか分からないと
思って過ごしていたと言ってました。
未来を感じられなくても、青春時代はあったようで救いです。
今も、世界の何処かで戦いがあり
一刻も早く終結してくれることを望んでいます。
私もすごく見たい映画です。
でも、これは映画館では無理かな。
きっと、涙と鼻水としゃっくりでエライことになりそうです(笑い)
心の棚卸、ステキな表現ですね✨
私もそろそろ心の在庫を整理しないと。
suuさん、こんばんは~♪
suuさんのご両親も戦争を経験されたのですね。
母は健在なので、今ある神社やお寺が空襲で焼かれたことや、空襲が来て電車が止まったいたのに歩いて仕事に行ったことなど、同じ話を何度も聞いてます。(笑)
私の実家も古い建物で、猫の額ほどの庭に防空壕があったらしいです。
戦争を体験した人が少なくなってきた今は、映像で見るとか想像する事しか出来ないけど、この世界から戦いがなくなり明るい未来であってほしいですよね。
私もこの映画先日、母と観に行き大泣きしました。
決して悲しいばかりの話ではないけれど、やっぱり心にずしんときた映画でした。
悲しいながらも吉永小百合さんの可愛らしい長崎弁のお母さんすてきでした*
若い人たちにもみてもらいたい映画ですね。
こんばんは~!!
母と暮らせばの映画もよかったんだけど、岸壁の母の語りもすごくよかったんです。
私達世代でも、かろうじて知っている歌ですよね。二葉百合子さんの・・・
この歌にまつわる話も、ちゃんと知らなかったので、改めて聴いてみて、非道な現実だったんだな~って思いました。
舞鶴の引き揚げ記念館に行ってみたいと思いました。
心の棚卸・・・たまにしなきゃな~
心に触れる物に聞いたり見たりして、おいおい泣くことステキです。(^_-)-☆
こんばんは~♪
この映画、あきこさんもブログに書かれてましたね。
大学で講義を受けている時に、インクの瓶が一瞬にして溶けていくシーンが印象的でした。
ほんと、吉永小百合さん、いつまでもお若くて可愛らしいお母さんでしたね。
戦後70年の節目に、原爆の悲惨な事実をもう一度みんなに知ってもらえる映画でしたね。
そうですね。若い人達に、ぜひ見てもらいたいですね。
この映画、私も観たいなとおもっているんです。
早速に行かれたんですね。
先日、テレビで二宮君が、
「僕が演じている役は、映画を撮りながら途中で感じたことだけれど、もしかしたら、山田洋二監督なんじゃないかって思った」って言ってました。
また、それがとても印象的で、ますますみたいな~って思っていたのです。
慌ただしい年末だけれど、いえ、だからこそ、どこかで時間をとって、是非ともいってきますね。
坂のある長崎の海の見える街で、細々と暮らすことに一生懸命な母。
そして母を心配しながら、自分の死もだんだん受け入れていくようになる息子。
ほんとに息の合ったお二人の会話は、楽しくて悲しくて・・・
ぜひきっしいさんも見てくださいね。
誰もが平和を願う気持ちをずっと持ち続けていかなければいけませんね!
mariさん、こんばんは~♪
映画を見よう、と思ったら、夜でも気楽にすぐに行ける身分です。(笑)(^^ゞ
二宮クンの重すぎない存在がいい感じでした。
死というものに対するテーマも、暗すぎず重すぎず、ファンタジーとして仕上がっているので救われます。
たぶんお正月すぎてもまだ上映してると思うので、ゆとりのある時にぜひ行ってみてくださいね~